亀屋良長

京菓子の名門「亀屋良長」

和菓子といえばやっぱり京都、京都の和菓子は美しく食べるのがもったいないと思うくらいです。
お味も繊細、贈り物にも喜ばれるお菓子です。

そんな京都において、名門と呼ばれ一時期は江戸までその名を轟かしたという亀屋良安よりのれん分けする形で享和3年に創業した亀屋良長は、市場醒ヶ井にあります。
現代で八代目というこの亀屋良長の和菓子は、創業以来の銘菓「烏羽玉」など、200年という時を経ても今もなお、京都の地で愛され続けています。

第二次世界大戦時には、物資が何も入ってこない状態で、ほかの同業者と同じように企業整備、原料統制のため休業となってしまったのですが、戦後、昭和21年の秋に再開し、現代の6代目は、新しいお菓子作りへの創作力を持って日本画を心得、現在のように老舗和菓子店として栄光を手にしたのです。

老舗と感じる様々な伝承物

さすが老舗と感じる伝承物をいくつも保存しているのが亀屋良長です。
江戸時代からずっと継承されてきた菓子見本帳、さらに和菓子の型作りに欠かすことができない木型、和菓子作りの基礎となる配合帳、菓子の箱などを今も大切に伝承しています。

勿論この配合帳には、創業以来、亀屋良長の銘菓として現在にも引き継がれている「烏羽玉」の配合もしっかり明記されています。
古き菓子箱は風情あり、行器と呼ばれる御所に献上した際に用いた菓子箱も美しく歴史的価値のあるものです。

亀屋良長の醒ヶ井

平成3年、亀屋良長は社屋を新築しています。
その際、昭和37年、阪急地下鉄工事の影響を受けて枯れてしまった井戸を掘りなおしました。
その井戸を醒ヶ井と名付け、今再び古来より利用してきたその水を菓子作りに利用しています。

この井戸から湧き出る良質な水は、繊細な和菓子の味の決め手となる大切な材料です。
小豆、もち米などがふっくらと柔らかく炊け、香りがふんわりたちあがります。
水羊羹や寒天などは水の質が味とのど越しを左右するので、この井戸の水が非常に役立っているのです。

亀屋良長といえば烏羽玉、ほかにも美しくおいしい和菓子がそろいます

亀屋良長といえば創業以来ずっと伝承してきた京都の味とも言われる烏羽玉です。
沖縄の波照間島の黒糖を利用して作ったこの銘菓は、滑らかでのど越しのいい餡を利用したもので、飴玉の中でもさすが老舗の味といえる味です。

ちょっとした贈り物におしゃれでかわいいのが、宝ぽち袋です。
和三盆を地要した押物で、京都で活躍されているSOU・SOUさんが作った伊勢木綿のぽち袋に入っています。
非常にかわいいお菓子で、ちょっと贈り物にするのにちょうどいいお菓子でです。

現代風なお菓子としては、焼きココナッツが香ばしくおいしいです。
ココナッツオイルとココナッツを贅沢に利用して焼き上げてあるので、かりっと香ばしい香りと食感がついついやめられなくなり、いくつでも食べてしまいます。
伝統と現代のよさを取り入れたお菓子、贈り物にも特別な日のお祝いの品にもぴったりなものがきっと見つかります。