京菓匠 七條甘春堂

京菓匠 七條甘春堂の長い歴史

その昔、方広寺大仏造営の頃、豊臣秀吉が京菓匠 七條甘春堂の家の庭先、そこにある古藤を見に来たというくらい、つまり旧家なのです。
神社仏閣とのつながりが深く、豊国神社、旧六条御所などの伝統的な菓子の御用達をするようになったのです。

京菓匠 七條甘春堂の創業は慶応元年、伝統的な技術を鍛錬し、しかし職人が持っている個性を活かし、得意なものへ精進していく、その和菓子への情熱を持って現代まで良い菓子、質の高い菓子を作り続けています。
良質な原料と清い水、そこに四季の織り成す自然の美しさを出す御菓子をずっと造り続けてくれているのです。

京菓匠 七條甘春堂の甘味処「且座喫茶」(しゃざきっさ)

京菓匠 七條甘春堂は和菓子を販売するだけではなく、作りたての甘味を食べられる且座喫茶というお店を営業しています。
茶の世界で用いられる一行物で日本流にいうと「まあ、座ってお茶でも飲んでください」という意味の且座という言葉、禅宗を端に発しつつ、気軽にお茶を楽しんでいってくださいねという柔らかい印象のお店です。

黒蜜きなこ金時、宇治金時、梅かけ水、桃かけ水等の夏にぴったりの氷、菓子と抹茶、わらび餅と抹茶、京豆水とまちゃ、白玉ぜんざいと抹茶という、お菓子膳、さらにお昼のお膳のお赤飯セットも大人気です。
甘味処でこうしたおいしいお菓子やお赤飯を頂くとほっとした気持ちになります。

季節に応じたおいしいお菓子を

春夏秋冬、美しくおいしい菓子を提供してくれる京菓匠 七條甘春堂、どのような菓子があるかというと、先ず春、桜舞う春の京都を感じられる茶菓子、桜餅の食感、道明寺と小倉羊羹を一気に感じるおいしい羊羹です。
夏は涼しげなお菓子があります。
琥珀色に染まった天の川、冷たくいただくお菓子ですが、本当に美しい天の川を思わせるお菓子です。

夕涼みは川床を連想させる水流を模した羊羹です。
これも涼しげで素敵なお菓子です。

秋の菓子は和モンブランに京の錦など、秋らしい食材を使ったお菓子や秋らしい雰囲気を持ったお菓子が並びます。
和モンブランは、和と書いてやわらぎといいます。
栗づくしの逸品、栗羊羹に栗きんとん、さらにマロングラッセがちりばめられています。

冬の菓子はおこたでいただきたくなるような和菓子です。
丹波の恵みは薄い皮と柔らかい大粒の丹波の黒豆を道明寺で包んだものです。
冬唐梅はそぼろ餡と小倉羊羹、ホロホロほどけるような食感がたまらないお菓子です。
昔ながらの製法で作られているので、懐かしい味がします。

和菓子というと高級というイメージがありますが、高給であっても何か素朴なイメージを感じるのが京菓匠 七條甘春堂の菓子です。
あれが食べたいなと思わせてくれるおいしいお菓子、特別な日以外にもちょっとおやつの時間に楽しみたいお菓子です。